探鳥風景

日  時2023年10月1日(日) 天候:曇り
内  容  恒例となった秋の渡りのシギチを狙った稲敷探鳥会は総勢24名で朝8時に我孫子駅北口を出発。途中道の駅「発酵の里 こうざき」で休憩、浮島に到着し野田奈橋の手前に車を止め、下見で手ごたえのあったハス田で探鳥を開始した。ところが、下見ではたくさんのシギチが集まっていたハス田は、この日は水位が上がって地面が出ている所がなく鳥の姿が見えない。焦った幹事が付近を探すと、100mほど離れた所にハマシギ、コチドリ、トウネンなどが集まっているハス田があり、そのすぐ近くではキリアイの姿も確認でき、ホッとひと安心。その後、アメリカウズラシギが出ているとの情報を得た会員のアドバイスにより、西に10分ほど歩いた場所に移動すると、そこには沢山のウズラシギに混ざってアメリカウズラシギの姿が・・・。ほかにもトウネン、オジロトウネン、エリマキシギ、コチドリ、ハジロコチドリなどが観察でき、シギチの識別談議に花が咲いた。
 2カ所目では新利根川沿いの道からハス田を見下ろす場所で鳥を探すと、エリマキシギ、セイタカシギ、ツルシギ、タカブシギ、タシギなどを見ることができた。ここでお昼近くになったので、午前中の探鳥は終了し、直売所浮島に寄って休憩&野菜などのお土産購入した後、妙妓の鼻駐車場で昼食。
 午後は鉄塔付近を探鳥したが、例年に比べてレンコンの収穫が遅くハスの葉が繁ってシギチを見つけにくかったが、コチドリ、アメリカウズラシギなどいくつかのシギチは観察できた。また、歩いているとハスの葉の間からタシギは次々と飛び出す光景に出くわした。こんなにたくさんのタシギが隠れていたのかと驚かされた。最後にはショウドウツバメも観察できて午後2時過ぎに探鳥を終え、帰途、「直売所しもふさ」で鳥合わせと本探鳥会の振り返り行い、午後3時に探鳥会を終了、解散した。

報告 関口 英治

認めた鳥 コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、クイナ、オオバン、ハジロコチドリ、コチドリ、セイタガシギ、タシギ、ツルシギ、クサシギ、タカブシギ、イソシギ、トウネン、オジロトウネン、アメリカウズラシギ、ウズラシギ、ハマシギ、キリアイ、エリマキシギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ショウドウツバメ、ツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ
計42種 番外 カワラバト
参 加 者24名


トウネン

 

キリアイ

 

探鳥風景

 

ウズラシギ

 

アメリカウズラシギ

 

オジロトウネンとウズラシギ

 

ツルシギ

 


撮影 桑森 亮、新堀 正則、関口 英治